泣いた後に考える、映画「被ばく牛と生きる」を観てきました!
糖質制限中はしっかりお肉を!
糖質制限の強い味方、お肉大好きな私ですが、糖質制限の話ではなくて先日見たドキュメンタリー映画をご紹介します。
ドキュメンタリー映画「被ばく牛と生きる」
この映画は日本文化に造詣が深い監督が、震災によって相馬野馬追祭りが今後どうなってしまうのか?という疑問を持ったことから取材が開始されます。取材を進める中で原発事故で被爆した牛を飼う酪農家に出会い、国から殺処分するように指示される中、生きる命を守ろうと戦う姿が描かれています。
殺さなきゃだめですか?
酪農家さん達は食用肉として牛を育て生計を立てているんだから、被爆してしまった牛を殺すのは平気なんじゃない?って思われる方もいるかもしれません。でも牛は人に食べられるという使命を持って生まれ育てられ、そして死んでいくのです。それをただ経済価値がないからという理由だけで殺すことはできない、被爆した犬や猫などのペットは警戒区域から出せても牛や豚な家畜は移動することもできない、そんな原発被害に苦しむ福島には殺さずに命を全うさせてあげたいと世話をする酪農家さんやボランティアがいます。
福島から関東平野に延々とつながる送電線、わたしも含めその先の大都会に住む人々はもう震災のことなど忘れかけているのではないでしょうか?今なお苦しみ続ける人たちの思いが痛烈に伝わってくる作品です。
震災からもう直ぐ7年が経とうとしています、反原発や政治的な話ではなく、牛の命を通して豊かさとは一体なんなのか?そこに住む人たちの故郷を奪ってまで得るものなのか?命とはなんなのか?ちょっと立ち止まって考えてみることが必要なんだと実感しました。
震災を忘れかけている今だからこそ多くの方に観て頂きたい作品です、感想は人それぞれあると思いますが、この映画は色々と考えてみるいいきっかけになると思います。11月10日までポレポレ東中野にて上映中です、是非一度足をお運び頂けたらと思います。
- 追記 -
本日からフォーラム福島でも上映開始です!